第3回 沖縄再生医療人材育成セミナー「再生医療実現に貢献する最先端の医療現場と技術」を開催しました!

 



  平成28年12月5日に本校視聴覚ホールにて、 沖縄県先端医療産業開発拠点形成事業 「再生医療実現のための 産業技術開発」における取り組みの一つとして、第3回 沖縄再生医療人材育成セミナーを本校主催で開催いたしました。学内外から多数のご参加があり、また、若い学生も多く見られ盛況に開催されました。

 冒頭の安藤安則校長の挨拶に始まり、千葉俊明特命教授が司会進行を務め、 「再生医療実現に貢献する最先端の 医療現場と技術」をテーマに、島根大学医学部 小児科学 竹谷 健 教授より「間葉系幹細胞を用いた再生医療 ー全身の骨再生への挑戦ー」、島根大学医学部 生命科学講座 松崎 有未 教授より「超高純度間葉系幹細胞 ー臨床応用と将来展望ー」と題し、ご講演を賜りました。

    
    島根大学医学部 小児科学 竹谷健教授         島根大学医学部 生命科学講座 松崎有未教授

  竹谷先生は、指定難病として知られている「低ホスファターゼ症」について研究されており、他家間葉系幹細胞(MSC)を移植し、骨の再石灰化を改善させる研究に貢献されております。低ホスファターゼ症とは、先天性の骨系統疾患の1つであり、生後間もなくから骨を形成することができなくなる、治療法が確立されていない大変重い病気です。MSCは、骨、軟骨、脂肪などに分化されることが知られていることから、 この病気の治療に利用できるとして 期待されております。しかし、従来の方法で回収されたMSCでは、骨再生は起こるものの、治療法を確立させるために、さらに品質の高い再生骨形成を求めて、高品質なMSCを分離・培養することが今後の課題でした。
 そこで、松崎先生が開発された超高純度の間葉系幹細胞、「REC(Rapidly Expanding Clone)」が注目されております。RECとは、雑多な細胞を含まない、超高純度に精製された間葉系幹細胞のことで、 従来のMSCより、 増殖能・分化能・遊走性が高い、非常に高品質な細胞です。 両先生方は、 RECを低ホスファターゼ症の乳幼児の患者さんに 移植することで、効率よく移植ができ、且つ、品質の高い治療ができるのではないかと期待しております。 また、 本校で実施している大量培養技術も融合させることで、一日も早い治療実現につなげていきたいと考えております。

 講演後には、 前回よりも多数の質問や活発な討議が行われ、大変有意義な講演会になりました。両先生のお話にもあった通り、再生医療の研究・臨床現場においては人材が大変不足しております。バイオ系の学生にとっては、再生医療の分野に興味があれば、進学先や就職先として視野を広げられる良いきっかけになったと思います。 近い将来、 沖縄高専で育った人材が、島根大学などの研究・医療現場で活躍することを期待して、我々も日々邁進してまいります。

   
                     質問をする学生の方々

 本事業においては、来年度もこのようなセミナーを年2回ほど開催する予定です。 最先端の再生医療企業や学会の 人材育成委員の先生方、研究で高名な先生方をお呼びする予定としておりますので、 世界でご活躍されている再生 医療関係者とのネットワーク形成等にご活用いただけましたら幸いです。皆さまの積極的なご参加をお待ちいたしております。また、今回のご公演に関する島根大学へのお問い合わせや、 本事業についてご質問等ございましたら、 お気軽に当事務局までお問い合わせください。お待ちしております。


※竹谷先生が研究されている「間葉系幹細胞を用いた再生医療」に関しては、こちらをご覧ください。
※松崎先生が開発された「超高純度間葉系幹細胞(REC)」に関しては、こちらをご覧ください。
 

本事業についてのお問い合わせは、こちらまでご連絡ください。

再生医療事業 事務局   Regenerative Medicine Project Office
TEL&FAX:(098)988-7760
E-Mail:saisei-reciepients*okinawa-ct.ac.jp
お手数ですが、メール送信の際*を@に変更してください。

プライバシー・ポリシー