学科紹介

生物資源工学科の入学者受け入れ方針(アドミッションポリシー)

生物資源工学科では、以下のような中学生に入学して欲しいと考えています。

  • 生物化学、環境学、微生物学、食品化学に興味があり、探求心の強い人
  • 自ら学ぶ意欲を持ち、何にでもチャレンジしようという意志のある人
  • バイオテクノロジー関連の技術者や研究者として社会に貢献したい人

学科の理念・教育目的

本学科は、生物資源工学の教育研究により、沖縄県経済産業界の発展に寄与するという理念の下、生物資源工学、環境科学、微生物学、食品工学の各分野の教育研究を行い、 これらの基礎能力と専門技術を有し、産業界の要請に的確に対応できる人材を育成することを目的として教育を行なっています。 

沖縄県は、海洋性に恵まれた亜熱帯性圏に属する日本で唯一の県として、特徴的な陸海の未利用の有用生物の宝庫です。これらの有用生物を研究、利用して商品開発を担える若い実践的技術者の育成が強く望まれており、本学科では、沖縄の特性を生かし、亜熱帯性資源をはじめとする生物資源を活用し、加工・商品化・産業化の能力を養い、自発性、応用力、創造性を備えた実践的人材の育成を目指しています。 

そのため、専門教育課程の専門科目を(1)生物化学工学群、(2)環境・微生物工学群、(3)食品化学工学群の専門科目群の3本柱で構成しています。また、これらを構成する授業 科目では、個々の学問分野、教授手法ごとの再分化を避け、分野間の有機的な関連、理論と実践の連携を重視する授業形態を特色としています。さらに、全ての専門科目の授業 において講義と実験・実習を併用し創造性、自発性、実践力の滋養に重点を置いています。

生物資源工学

平成29年4月1日現在(教員の詳細はこちら

生物資源教員

習得できる専門知識・技術

本学科で得られる、製品製造開発技術のうち、生物資源を取り扱う製造業、または研究者として必要な技術分野は以下のとおりです。

  • 原料及び製品の生物学的特性・物理的特性・化学的特性を把握することによる管理とスクリーニング技術。
  • 洗浄・粉砕・乾燥・抽出・ろ過・精製・殺菌・などの単位操作の組み合わせによる生物資源の加工技術。
  • 微生物・酵素・バイオリアクター・などを利用した物質生産技術、資源有効利用・環境保全・環境計測評価技術。
  • 生物機能の改善・開発の手法としてのタンパク質工学・遺伝子組み換え・細胞融合・細胞培養・組織培養等のバイオテクノロジー

卒業後の進路

これら本学科で習得した技術を駆使し、卒業後の進路としては
食品製造業
醸造業
バイオテクノロジー産業
サービス業
農業・水産業関係
建設・土木関係
機械・電気機器業

等の仕事に赴くことが出来るほか、専攻科への進学や大学への編入も可能です。