本校では、これまで「創造研究」等の授業や課外活動で多くの学生がコンテストへの参加や地域の社会課題解決への取組みを行っており、様々な成果を残して参りましたが、創造性や起業家精神を醸成し、学年・学科の枠を超えて主体的に活動できるコミュニティの場を創生することにより、更なる社会貢献に資するため、令和４年度大学改革推進等補助金（高等専門学校スタートアップ教育環境整備事業）の活用により、本校創造・実践棟１階に「スタートアップ工房」を開設しております。

この工房内には、メタバース開発環境、走査型電子顕微鏡、３Ｄプリンター、ネットワーク環境などの様々な最先端の設備が導入されており、また、工房内で企画、検討、開発等が一貫して行えるよう、ミーティングエリアの設置や成果発信のための環境が整備されております。

昨年度はWiCON（高専ワイヤレステックコンテスト）やDCON（全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト）等に出場したチームがこの「スタートアップ工房」を大いに活用し、例年より多くの賞を受賞するなど、その成果が早速現れております。

今後は、より多くの学生に「スタートアップ工房」を有効活用いただくだけでなく、アントレプレナーシップ教育等の様々な授業での活用や、学生のアイディアと企業を結び付ける仕組み作り等を進めて参ります。

スタートアップ工房の全体図

金属３Ｄプリンターも工房内で自由に使用できます

音に合わせて発光するヘキサゴンパネル、ＬＥＤライト

学生もスタートアップ工房を活用しています