公益社団法人日本工学アカデミー九州支部の主催で「高等専門学校出張講演会」を開催しました。

高等専門学校出張講演会については、毎年、次世代を担う優秀な若きエンジニアの育成に貢献すべく、公益社団法人日本工学アカデミー九州支部が実施している取り組みになります。今回のテーマは、「AIとデータサイエンスの近未来」とし、中部大学の山下隆義教授、琉球大学の岡崎威生教授が取り組んでおられる最先端の研究に関して、ご講演頂きました。

山下教授からは、「AIはどこを見ている？〜判断根拠の視覚的説明〜」のテーマで、深層学習により実現した人工知能がどこに着目して処理しているか、その判断根拠に関するとても興味深いお話を伺いました。

岡崎教授からは、「データサイエンスで琉球諸語を視る」のテーマで、統計学や機械学習、プログラミングなどを活用したデータ分析を行い、課題解決に取組むデータサイエンスという近年注目されている学問を用いた研究の取り組み方に関して、ご教授頂きました。

先生方のご講演で、新たな視点で現象を捉えること、自らの専門分野に他の分野の研究を活していくことの意義や楽しみをお聞きする事ができ、学生達の今後の学びに繋がっていく出張講演となりました。

パンフレット：EAJ高専出張講演(沖縄2022年度)パンフレット