高等専門学校制度の概要

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高等専門学校を卒業すると、「準学士」の称号が与えられます。

高等専門学校は、昭和30年代の経済成長期に、科学・技術の更なる進歩に対応できる技術者が必要とされたことを背景として、経済産業界からの強い要請により、昭和37年度に創設されました。
現在では、全国に国立51校、公立3校、私立3校の合計57校の高等専門学校があります。
なお、平成16年4月1日より、当時の国立55校は、独立行政法人国立高等専門学校機構が設置する国立の高等専門学校となっています。

高等専門学校は、中学校卒業生を受け入れ、高等学校3年間と大学の2年間に相当する5年間の一貫教育を行う高等教育機関です。
理論的な基礎とその上に立った実験・実習・演習を重視した実践的な技術教育や少人数クラス編制でのきめ細かな教育による創造性あふれる実践的技術者の養成には、経済産業界から高い評価を得ています。

高等専門学校を卒業すると、「準学士」の称号が与えられます。
また、卒業後の進路は、企業や官公庁等への就職(就職率は例年ほぼ100%)、大学3年次への編入学、専攻科への進学(大学評価・学位授与機構の審査に合格すると「学士」の学位が与えられます。)と多岐にわたっています。

高等専門学校制度の概要

  • 高校卒業生は、高専4 年次への編入資格があります。
  • 高専卒業生は、大学3 年次への編入資格があります。
  • 高専卒業生は高専の専攻科に進学する資格があります。
  • 専攻科では最新の科学知識と技術を更に深めたい学生のため、2 年間のより高度な技術者教育を行います。 修了して「学士」を得た者は大学院への入学資格があります。