施設・設備

設備タイトル

生物資源工学科で主に使用する施設として、実験室や温室があります。

・中央機器分析室
共通施設で、生物資源工学科が管理する測定装置類も多く設置されています。極めて精密な分析を行うための実験室です。

X線分析顕微鏡
イオンクロマトグラフ
高速液体クロマトグラフ
高速液体クロマトグラフ/分取分析システム
ウルトラパフォーマンス液体クロマトグラフ
ガスクロマトグラフ質量分析計
キャピラリガスクロマトグラフ
紫外可視分光光度計
走査型電子顕微鏡*近くの別の部屋
NHC分析器
プラズマ型原子吸光装置

・生物化学工学実験室
P-1レベルのバイオテクノロジー実験が行える実験室です。遺伝子(DNA)やタンパク質、細胞などを取り扱います。

DNA解析システム
共焦点レーザー顕微鏡

・微生物学実験室
様々な微生物を取り扱う為、クリーンベンチを複数備えた実験室です。発酵食品の製造実習などに使用します。

微量香気成分抽出・分析システム

・化学・食品工学実験室
P-1レベルのバイオテクノロジー実験が行える実験室です。タンパク質や遺伝子(DNA、RNA)、細胞などを取り扱います。また、環境系の分析実験にも使用します。

マトリックス支援レーザーイオン化飛行時間型質量分析計
分子間相互作用解析装置
プロテオーム解析システム

・P-1実験室
P-1レベルのバイオテクノロジー実験が行える実験室です。主に遺伝子を取り扱います。

・P-2実験室
P-2レベルのバイオテクノロジー実験を行う実験室です。細胞や遺伝子(RNA)などを扱います。

・温室
亜熱帯性植物を多数植え付け、栽培している実験施設です。温度や日照量が制御できます。

また、以下のような設備があり、分析測定が可能です。興味がお有りの方は、生物資源工学科までご連絡ください。
 


X線分析顕微鏡

HORIBA
XGT-5000
 
透過X線および蛍光X線検出装置です。透過X線を検出し合成すれば、いわゆるX線写真画像が得られます。これに顕微鏡としての能力を組み合わせると、試料の小さな一部分を拡大したX線画像が得られます。蛍光X線検出では、前処理不要で大気中成分から水分を多量に含む生体試料などの元素測定ができます。測定データを合成すると、試料中の元素分布が明らかになります。
 


イオンクロマトグラフ

島津製作所 

電気伝導度検出器により、溶液中の微量なイオンの定性・定量分析が可能です。
 


高速液体クロマトグラフ

島津製作所
 
熱に不安定な有機物を分離し、定性・定量分析が可能です。例えば、泡盛中の香味成分を分析したり、農薬の定性・定量分析に活用できます。
 


高速液体クロマトグラフ/分取分析システム

JASCO

複数の検出器を使用することにより、多糖類、アミノ酸等の多成分から分離・分取が可能です。
 


ウルトラパフォーマンス液体クロマトグラフ

Waters

熱に不安定な有機物を分離し、定性・定量分析が可能です。HPLCより高速に分離分析できます。また質量分析装置との組み合わせにより、未知試料の推定が可能になりました。
 


ガスクロマトグラフ質量分析計


島津製作所・GCMS-QP5020
 
GC-MS ガスクロマトグラフ質量分析計はガスクロマトグラフ(GC)の高い分離能力と質量分析(MS)による同定能力の両者の特性を活かした分析装置です。GCによって試料中の混合物を分離し、GCの出口から直接MSに導くことで、分離した多数の成分の質量を順番に分析します。これにより、微量成分を無駄なく高感度に測定する事が可能です。この装置により、環境ホルモンや農薬、ダイオキシンなどの環境汚染物質を測定する事ができます。
 


キャピラリガスクロマトグラフ

島津製作所
GC-15A
 
石油化学や医薬品、食品、環境分野などでの有機化合物の定性・定量分析が可能です。キャピラリーカラムの使用により高い分離能力を有します。
 


マトリックス支援レーザーイオン化飛行時間型質量分析計

島津製作所/KRATOS
AXIMA-CFR plus
 
ペプチドやタンパク質、DNA、糖質など生体高分子の正確な分子量測定ができます。単純な分子量測定から、ゲノミクス、プロテオミクスなどの応用までバイオテクノロジー系の研究に無くてはならない装置です。生物工学実験などで測定操作を実習します。
 


DNA解析システム


Beckman Coulter
CEQ-8800
 
DNAの塩基配列を自動的に読み取る装置です。蛍光標識されたDNA断片を分子量の大きさに従い分離し、その蛍光を検出して塩基配列を読み取ります。もし遺伝子工学系のテーマを卒業研究で選択したら、毎日のように使うことになるでしょう。


Illumina
MiSeq

次世代シーケンサーの1種で、大量の塩基配列データが取得可能です。腸内細菌などの菌叢解析に用いています。
 


紫外可視分光光度計

JASCO
V-560
 
吸光度測定による環境分析、紫外領域における酵素反応などの反応速度解析などが可能です。
 


走査型電子顕微鏡


日立ハイテク
S-3600N
 
電子によって極小世界を観察する装置です。
光学顕微鏡では、最大1000倍までしか拡大できませんが、走査電子顕微鏡では、最大300,000倍まで拡大できます。
細菌やプランクトン等の微生物を詳細に観察できます。
高真空下での観察はもちろん、低真空(1~270Pa)での観察が可能です。このため、カーボンコーティングなど特別な前処理無しでも生体試料を観察できます。
 


NHC分析器


SUMI GRAPH
NCH-22A
 
この装置では、固体や液体に含まれるN(窒素)、C(炭素)、H(水素)成分を測定する事が
できます。
さまざまな物質の成分特性を明らかにする際に利用でき、特に固体の物質の成分を
簡単に測定できるという利点があります。
 


プラズマ型原子吸光装置

VARIAN
VISTA-MPX
 
液体、固体に含まれる元素組成を測定する装置です。一度の分析で、多数の元素を同時に測定する事ができます。感度も高く、微量元素について測定可能です。
 


微量香気成分抽出・分析システム

Agilent Technology
G3243A EN7110A/J
 
香気成分自動濃縮装置を備え、ガスクロマトグラフと質量分析装置の組み合わせにより、植物の香気成分や食品及び環境中の揮発性有機化合物(VOC)を濃縮、検出、解析する装置です。
 


分子間相互作用解析装置

イニシアム
AFFINIX Q

ある分子と別の分子がどの程度結合するのか、ナノグラムレベルで追跡可能。水晶発振子の振動数変化から結合重量や結合速度・解離速度が判明する。遺伝子・タンパク質の機能解析や、医薬品・食品分野でのスクリーニングなど幅広く応用できる。
 


プロテオーム解析システム

GEヘルスケア
Ettan DIGE Primo
 
蛍光標識二次元ディファレンシャルゲル電気泳動によるタンパク質発現差異解析ができる装置です。例えば正常細胞と変異細胞などでタンパク質発現の差異を比較評価し、有意差タンパク質の同定と解析ができます。疾患マーカータンパク質の探索や病態解析、タンパク質製剤の品質管理、食品の熟成管理などに応用できます。