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「第19回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウムにて・本科5年生吉田英恵さんがベストポスター賞を受賞」

(概要)
 日本電磁波エネルギー応用学会(日本学術会議協力学術研究団体)が主催するシンポジウムは、大学や研究機関だけでなく、企業の研究者やエンジニアも参加し、最新の研究成果を発表する場となっています。2025年8月28日から30日にかけて、甲南大学・平生記念セミナーハウス/記念館で開催された「第19回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム」において、情報通信システム工学科5年の吉田英恵さんがポスター発表を行い、多くの大学生・大学院生・若手エンジニアの中から ベストポスター賞を受賞しました。
 
(受賞者・研究内容)
受賞者:吉田英恵さん(情報通信システム工学科 5年)
研究指導:情報通信システム工学科 藤井 知教授
研究テーマ名:マイクロ波化学を活用した希土類元素の高効率還元(日本語)
Efficient Reduction of Rare Earth Elements via Microwave Chemistry(英語)
 
研究のポイント
 希土類元素(レアアース・レアメタル)は、わずかに添加するだけで材料の性能を大きく向上させる特性を持っています。たとえば、アルミニウムに数%以下のスカンジウムを加えるだけで高強度化でき、窒化スカンジウムアルミニウム薄膜は携帯電話などの無線通信に欠かせないフィルタ材料として利用されています。
 しかし、これらの元素は地球上に広く存在するにもかかわらず、製錬に多くのエネルギーを要し、フッ酸などの有害物質を使う工程が避けられないため、非常に高価な材料となっています。そこで本研究では、マイクロ波加熱の特性を活かし、炭素を還元材として用いる新しい製錬方法の開発に取り組んでいます。
 今回の研究成果では、フッ化スカンジウムからスカンジウム金属を得ることに成功し、酸化スカンジウムについても Sc₂OC 程度まで還元できることを確認しました。これらの成果は、日本が戦略的に確保を目指すレアアース・レアメタルの国産化や安定供給に向けて、重要な一歩となるものです。詳細は図書室でポスター・アブストラクト掲示予定です。
 
 
学会中の発表のようす
 
校長報告のようす
 

最終更新日:2026.01.15