航空会社から学生の皆さんへ

  1. ホーム
  2. 航空技術者プログラム
  3. 将来の進路
  4. 航空会社から学生の皆さんへ

JTAが行う整備業務について

JTA

JTA日本トランスオーシャン航空の整備は主に那覇と離島、本土を結ぶ航空会社としての整備の顔と那覇空港で航空機の整備工場を持つ航空機整備会社の二つの顔があります。前者が運航整備課そして後者が点検整備課となります。
運航整備課は、那覇空港のターミナル側に勤務しており飛行機が那覇空港に到着してから出発するまでの非常に限られた時間でパイロットや客室乗務員から伝えられた不具合を解消する仕事をします。弊社保有の737型機はもちろんですが、日本航空から受託している777や767等の大型機の一等航空整備士(国家資格)を目指すことが出来ます。

点検整備課は毎日飛ぶ飛行機の定期点検をします。約1年半に1回、飛行機には翼を休めてもらい健康診断を実施します。飛行機の隅々まで点検し不具合があれば修理し再び大空へ返す作業を実施しています。点検整備では、737以外にも琉球エアコミューターのDHC-8型機や同じJALグループの運航するジェット旅客機CRJ200やERJ170の受託や国内リージョナル航空機(ERJ,CRJ,DHC-8型機)や官公庁の航空機の定期整備も受託しております。また、検査認定業務(車で言うところの代行車検)及び試験飛行を実施しており、整備士も航空機に乗り込んで試験飛行で各種の試験を行っております。一等航空整備士は機種別に国家試験を受ける必要がある為、737型機以外にも多彩な機種を勉強する事の出来る挑戦しがいのある職場です。

航空整備士を目指した動機について

私は小さな頃から機械が好きでした。育ったのが当時空港もない福島の田舎だったこともあり、たまに飛んでくる飛行機や送電線の鉄塔建設工事に来たヘリコプターに憧れ、将来は空を飛ぶものに関する仕事がしたいと思い航空機、特に旅客機の整備士を志望しました。

これから航空整備士を目指す高専生にメッセージをお願いします

出発する飛行機の窓から振る小さな手を見るたびに私は整備士になってよかったと思います。安全で快適でしかも時刻表通りに飛行機を送り出すのが整備士の使命です。窓から振るお客様の手を見るたびに感動します。沖縄高専の皆さんも飛行機の窓から手を振る側から振られる側に立ってみませんか?そこにはあなたの未来や沖縄の未来があるかもしれません。



プロフィール